知事退任後、県社会福祉協議会会長勤務の傍ら、東北大学、さらには4月から慶応大学でも教鞭をとるなど、多忙な活動をしている浅野史郎氏だが、このほど新たな講義を受け持つことになったようだ。
仙台体育大学から依頼があったもので、ジョギング科で理論と実技を教えるという。浅野氏がジョギングを欠かさないことはつとに知られているが、意外に知られていないのは、平坦なコースではなく坂道が得意なこと。仙台体育大学はこの点に注目して、今回講師として招聘したという。大学の人事担当者は次のように語る。
「ジョギングは平坦なコースなら、ある意味で誰でも走れる。でも、坂道となると、やはりそれなりの走り方を理論と実技で学ばなくてはなりません。ジョギング学では上り坂を『天上がり』、下り坂を『天下り』と言いますが、浅野さんの場合、厚生省の課長から一躍知事になったことが『天上がり』ですし、知事をお辞めになって県社協の会長に就任しているのは『天下り』の典型です。ジョギングは人生航路に相通じるものがあり、その点からしても浅野さんの体験と人生の走り方は学ぶ価値が大いにあります」
仙台体育大学ではこのカリキュラムを学生だけでなく、県庁職員や役場職員など公務員にも受講させたいと考えているとのこと。
講義開始は4月からだが、果たしてどれだけの受講者が現われるのか、大学では不安と期待の日々を送っているという。 |